現場見学会(下関工科高等学校)を行いました

6月11日(火)に、下関工科高等学校建設工学科で学ぶ2年生約20人の生徒さんが、現場を見学しに来てくれました。
この高校生を対象とした現場見学会は、営繕工事(※)のイメージアップ推進事業の一環として、建設業の魅力を発信し、将来の建設業界の担い手を確保するために、山口県、一般社団法人山口県建設業協会、一般社団法人山口県建築協会の3者で毎年開催されているものです。
※「営繕」とは、「建築物の営造と修繕」のことをいい、具体的には、建築物の新築、増築、修繕や模様替えなどの工事のことを指します。

見学する前に、まずは座学で、清水建設JVと市の建築担当職員から、新本庁舎の概要や全体工程、工事の進捗状況について、写真やドローンで撮影した映像とともに説明させていただきました。

それでは、建設現場を見学!
みなさん、作業着を着て、ヘルメットを被っているので、すっかり現場に溶け込んでいます。
この日は30度を超える真夏日でしたが、建物内に入ると、風も心地よく吹き抜け、ひんやりとしていました。
地下1階から最上階の6階まで、各フロアごとに清水建設・電気設備・機械設備JVの責任者の方々の説明を聞き、最初は緊張気味だった生徒さんたちも、フロアを上がっていくごとに、だんだんと質問の手が挙がるようになりました。床の段差や天井の吊りボルトなどにすぐに気付き、鋭い質問が飛び交っていて、やはり建設工学を学ぶ生徒さんたちは目の付け所が違いますね。さすがです!

見学後、現場事務所に戻り、現場で働く入社3,4年目の先輩たちへのざっくばらんな質問コーナーを設けました。生徒さんからの「建設の仕事のやりがいは何ですか?」という質問に対して、先輩方は「こうやって自分の仕事を見に来てもらえること」、「自分が携わった仕事が形に残ること」と答えていて、生徒さんたちはとても感銘を受けている様子でした。
最後に、生徒の代表者さんが、「今日学んだことを今後の学習や進路の検討に活かしていきたい。」と言われており、とても有意義な見学会になりました。
今日来てくれた生徒さんと、現場にいた技師さんや職人さんたちが、数年後、どこかの建設現場で再会することがあるかもしれませんね!

ご見学いただきありがとうございました。