山口県央消防指令センター開所式を開催しました

 令和7年11月1日(土曜日)から、本市、萩市、防府市の3市による消防通信指令業務の共同運用を「山口県央消防指令センター」において開始します。
 この業務開始に先立ち、10月6日(月曜日)に山口県央消防指令センター開所式を山口市役所本庁舎で開催いたしました。

 この「山口県央消防指令センター」は、本市の新本庁舎の建替整備を契機とし、令和元年度に山口県央連携都市圏域内の本市、萩市、防府市の3市の枠組みにおいて、消防通信指令業務の共同運用を進めていくことを確認し、令和3年度には基本事項に関する協定を締結して、山口市役所本庁舎(山口総合支所)5階に整備を進めてきたものです。

 開所式において、3市を代表して山口市長は「山口県央消防指令センターの管轄は、山口市、萩市、阿武町、防府市の3市1町のエリアであり、人口が約34万人、面積が約2千平方キロメートルと、いずれも県内最大規模となる。この共同運用の開始により、消防・救急業務においては、指令管制員の専従化と、最新の機能の導入が図られ、これまでよりもさらに迅速かつ的確な出動が可能となるので、管轄エリアの住民の皆様にとっては、より一層の安全・安心な暮らしに繋がるものと期待をしている。また、近年、ますます激甚化・頻発化している災害に対しても、災害情報の一元的な管理により、市域を超えた相互応援や、災害対応機能の集結など、スケールメリットを活かした速やかな対応を行うことが可能となるので、管轄エリア全体における災害対応力は大きく向上するものと考えている。」とあいさつしました。

 また、開所式後半で実施した119番受報訓練では、通報者のスマートフォンを介して傷病者や現場の状況を確認することができる「Live119」や、音声による通報内容を会話形式で視覚化することができる「音声認識システム」などの最新機能を使った模擬訓練も行いました。

 各市の119番回線については、11月1日からの共同運用開始に向け、10月21日(火曜日)から、本市、防府市、萩市の順番で切り替え作業を行い、山口県央消防指令センターに段階的に業務を移行する予定です。